休診のお知らせ
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2022/12/18
●歯がグラグラになった(動揺、歯根の破折)
歯を打ったことで、歯がグラグラになったり、周りの歯肉から出血することもよくみられます。歯の動揺は、歯を支える骨の部分がダメージを受けた場合に起こりやすいのですが、ときには歯の根が折れた(歯根の破折)場合にもグラグラになります。まずは、エックス線写真を撮って、歯の根の状態(歯根破折の有無)や周りの骨の状態(歯槽骨骨折の有無)を確認する必要があります。
動揺が軽度な場合は、受傷した歯をできるだけ安静にして様子をみますが、明らかな動揺がみられる場合は、両脇の歯と固定して安静を図ります。また、頻度は少ないのですが、歯根の破折や歯槽骨骨折で歯が動揺している場合は、受傷した歯が保存できるかどうかを診断する必要があります。保存が可能と判断された場合は、固定処置を行って様子をみます。歯だけの動揺の場合は1~2週間の固定ですみますが、歯根破折や骨折の場合は少し長めに(2か月程度)固定をします。歯ぐきよりのところで根が折れていたり、根が斜めに折れている場合などは、抜歯になる可能性もあります。